泌尿器科からのお知らせ

体外衝撃波結石破砕治療(ESWL)とは

音波の一種である衝撃波を身体の外から結石に向けて照射し、筋肉や他の臓器を傷つけることなく、結石のみ細かく破砕する最新治療です。
砂状に粉砕された結石は尿と共に自然に体外に排出されます。排出までの時間は患者様によって異なりますが、多くは数日から1〜2週間程度です。(結石によっては、日帰り治療も可能です。)
副作用や後遺症もほとんどなく、現在では結石治療の第一選択肢となっています。

治療の特徴

  1. 1.衝撃波の通過する背中に、皮下出血が見られることがありますが、数日で消失します。また、ほとんどの患者様で治療直後に血尿が出ますが、数時間で収まります。
  2. 2.痛みがほとんどなく、麻酔が不要です。
  3. 3.副作用・後遺症がほとんどありません。
  4. 4.入院期間が短く、退院後ほとんどすぐに日常生活・職場への復帰が可能です。結石の位置・大きさなどによって外来治療も可能です。
  5. 5.高齢の方や、他に病気のある方(高血圧・糖尿病など)でも安心して受けられます。
  6. 6.再発の場合の治療としても最適です。
  7. 7.この治療は保険適応(19,300点)です。

機器紹介

シーメンス社の装置で電磁変換方式で衝撃波を発生させ、中・高域のエネルギーで一次破砕を行い、低域エネルギーで二次破砕を実行しますから、皮膚面への負担が小さく、しかも微細な砂状まで徹底して粉砕することができます。焦点領域を小さく設計することで、狭い焦点領域に強力な圧力波を集中させることでエネルギー密度を高め、低エネルギーから高エネルギーまで幅広く適用できますから、多様な種類の結石を確実に破砕することの可能な装置です。

追記

尿路結石は再発しやすい病気であり、再発までの期間は5年以内が多いようです。
規則正しい食生活を送ることや水分をよく摂る(1日に1,500〜2,000mlを目安)こと、できるだけ運動をすることで、ある程度の予防になるようです。
特に、夏はビール・枝豆(シュウ酸を多く含むもの)を摂るので、結石ができやすい体内環境になりやすいです。食べ過ぎ、飲み過ぎには注意しましょう。